ご挨拶
近年、地方公共団体と民間企業・団体等、大学等が連携して、地域おこしや
課題解決に取り組んでおられます。「公民連携」「産官学連携」等の単語は
WEB上や新聞紙上に多数出ています。
古くからPPPの名の下、PFIなどの事業モデルを生んできた産官学連携が、
今は広く力と知恵を合わせていこうと言う方向で花開いております。
たくさんの実例を重ねている産官学連携ですが、その事業推進や組織運営に
かかる蓄積は十分ではなく、連携事業がスタートするたび、組織設計、事業設計、
資金確保、人材確保等の課題がゼロから検討されています。
産官学連携の成功に向けては、地方公共団体の企画立案の勘所、経済団体の
立ち位置と哲学、民間企業・団体の参画目的あるいは理屈立て、大学等の強みと
弱みなど、様々な事情を踏まえた事業運営が求められます。
様々な要素を紐付け、関連させることは産官学連携のダイナミズムですが、
これに通じた人材はそう多くは存在しません。これまでのように、事業の都度、
組織を作り、事業計画を立てることも必要かもしれませんが、人材、知識・
ノウハウを共有して 組織設計、事業設計をスムーズに行い、さらに独立した
各事業の有機的連携を図ることは有益であると考えます。
このような中、Center of Excellence(組織を横断する取り組みを継続的に
行う際に中核となる部署や研究拠点、もとの意は、卓越した研究拠点、優秀な
頭脳と最先端設備から成る中核的研究拠点)の考え方を産官学連携において
取り入れ、実践するため、COE総研を設立しました。
関西での産官学連携事業の経験、数多い人脈(ベンチャー企業の仲間、
府県市や企業・団体、大学等での抜きん出た変革者や事業連携の担い手)を
フルに生かし、産官学連携事業を、低コスト、スムーズ、高パフォーマンスに
実施することをお約束します。